生産性を上げたい
外注を、上手にマネジメントする1つの方法とは?
事業を拡張する際、人手が足りなくなることがあります。
その際、「新しく人を雇って良い基準」は、
私のお客様ならご存知のことと思います。
基準の数字に至っていない場合は、
基本的に雇ってはいけません。
つまりは、外注することになります。
このとき、その外注スタッフたちを
巧くマネジメントする方法をお伝えします。
その前に。
ひとつだけ明らかにしておく必要があります。
それは、コミュニケーションとは、
「エンコード」と「デコード」の繰り返しである、ということ。
ある人の脳に浮かんだイメージを、
「言葉」という形でエンコード(暗号化)して、
それが相手の耳や目に入り、デコード(解読)されます。
例えば、あなたの頭の中に
「青森県でとれる赤い果物」が浮かんだとして、
それを言葉で「りんご」と伝えたとき、
もしかしたら、相手の心の中には「青りんご」が
投影されているかもしれないわけです。
りんごひとつで、これくらいの齟齬が生じるわけで、
それがもっと複雑なコミュニケーションになれば、
エンコードとデコードのミスが、多発していることが想像できます。
つまり、あなたが伝えたいことは、
外注スタッフには、100%は伝わっていない、ということ。
これを前提に考えたときに、
「許容値を下げる」という選択肢が自然と出てきます。
つまり、あなたがオーダーした内容の、
50%から70%くらいの完成度で仕事を完了されたとしても、
「それはそれで善し」とする、ということです。
補填されていない部分は、あなたの伝え方が悪かったと考える。
それでも、外注スタッフが頑張った分、
あなたは楽をできたわけですから、善しとする。
これがマネジメントのコツです。
スタッフへの接し方にも共通して言えることですが、
「やれることをやらなかった」らそれは叱ってもよい部分。
でもそうでない場合は、あなたの伝え方に
何かしらの改善の余地があるはずだと考えた方が、
将来的には会社は成長します。
伝え方、マニュアル、チェックシートなどが、
どんどん社内で進化していくわけですから。
「伝え方」を社内で巧くしていけば、
結果として将来的に、外注スタッフは、
もっとよく動いてくれるようになります。
無駄に叱っている暇があれば・・・、
やれることをやりましょう、ということ。
外注を上手にマネジメントする1つの方法とは、
「許容値を下げる」ということ。
「まぁ、よし」とする基準を低く設定する、ということ。
これだけで、実は会社の伸びしろは大きくなります。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
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