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最新のいも類
From:海東和貴
新宿三井ビル下のカフェより
過日、古書店を物色していたところ、
「これは・・・!」と思う書籍がありました。
その名も『最新のいも類』という本。
古書価格、税別2,000円。
内容には全く興味がなかったのですが、
危うく買いかけました。
タイトルがニッチ過ぎる。
どんな本なんだ。
沸き立つ好奇心が暴走しかけました。
既(すんで)のところで踏みとどまり、
古書店を出てから
国立国会図書館デジタルコレクションで
調べてみたところ、
1957年に日本園芸中央会から出版された
全456ページに及ぶ書籍であることがわかりました。
当時、どういった人に向けて書いた本だったのか、
とても気になります。
書籍に関しては、今でも記憶にある出来事があります。
私が10代の頃、影響を受けた経営者のひとりと
古書店を巡っていたときのこと。
ふと目に止まった『ペルシア語辞典』。
定価が数万円、
古書価格で9,000円弱でした。
そのとき、その経営者と一緒に
「ペルシア語の辞書は高いんだなあ」と、
見たまんまの感想を呟いた覚えがあります。
今、ペルシア語辞典の価格を Amazon で調べてみると、
1995年9月に発刊された『現代ペルシア語辞典』が、
Amazon Prime 価格で 32,400円 で販売されています。
22年前に出た書籍が、未だに高い金額で売られているのです。
一方、2014年12月に発刊された
『ジーニアス英和辞典 第5版』は、
Amazon Prime 価格で 3,780円です。およそ、8.57倍の価格です。
今日のテーマは、そう。「ニッチ」の凄み、です。
ニッチで、且つ、そこを求めているマーケットが
一定数いるであろう領域をみつけ、
そこに製品を投下すれば、
・価格が高く
・競合が少なく
・ひとつの製品の寿命を長く
保つことができます。
ニッチ!ニッチ!ニッチ!
じゃあ、ニッチをみつけるためにはどうしたら良いのか。
それは「あなたが本当に価値提供をしたい人」
もしくは「あなたの価値提供を本当に喜んで受け止めてくれる人」と、
「あなたが本質的にできる価値提供」を掛け算することです。
「ダイエット法」 ⇒ 「30代のためのダイエット法」
⇒ 「1ヶ月で3kg痩せたい30代女性のためのダイエット法」
⇒ 「1ヶ月で3kg痩せたい30代女性のための食事制限しない簡単ダイエット法」
まで、あなたの商品やサービスのテーマを落とし込み、
それをしっかりとプレゼンテーションすることです。
その先に「ペルシア語」のようなニッチな領域が光り輝いています。
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